【歌詞】
ことろことろ
どのこをことろ
あのこをことろ
とるならとってみろ
ことろことろ
皆で遊ぶ、わらべうたです。
「ことろことろ」は、もともとは、「子をとろう、子をとろう」という 表現だったものが、それでは歌いづらいので、省略されたものと 考えられます。
江戸時代初期には、「子とり鬼」とも呼ばれていました。
これは地蔵菩薩が 賽の河原(さいのかわら)で子どもを守り、地獄の鬼が子どもをとりに くるのを防ぐという伝説に基づいたものといわれています。
鬼と子を守る親との間でうたわれる唄や問答は伝承されていく中で 様々に変化しているそうです。
「ことろことろ」の遊びは、逃げる時の動きがヘビのしっぽの動きに 似ていることから、「ヘビのしっぽ」と呼ばれたり、つながっている 姿がムカデに似ていることから、「ムカデ鬼」と呼んでいるところも あります。