【歌詞】
おらやとくしろや ざいごのひとで
やたてこしにさし みやこをのぼる
そこでおみよは どんどとなくよ
おみよどうしてなく せんまのかわよ
そのこ うまれて おんなのこだら
こもてこるんで ななどにたばね
かわにながそか せんまのかわよ
そのこうまれて おとこのこだら
てらにさしあげ がくもんさせて
ふではまきふで しろかべすずり しろかべすずり
【楽譜】
ゆうまあまの解釈で、イラストをつけてみました。
なんか、深い意味がありそうなわらべうたって、多いですよね。
わかる範囲で調べたことを下に記しておきます。
【意味】
ざいご→田舎
ざいごもん→ 【新潟方言】田舎の人。在郷者(ざいごうもの
『郷(さと)在(ある)者』帰るところがある人)の転。
「ぜーごもん」とも発音する。
やたて→筆記用具の一種。すずりと筆を一つの容器に収めたもの。
精選版 日本国語大辞典「矢立」の解説
① 矢を立て入れる道具。 胡簶(やなぐい)などをいう。
② 「やたて(矢立)の硯」の略。
③ 近世、腰にさして携行した筆記具。
どんど→水が勢いよく流れる音や、そのさまを表す言葉
どんど→大声で呼びたてる声、どなりたてる声を表わす語。
おんなのこだら→女の子だったら
それを粗く編んでつくったむしろをいう。
まきふで→現在作られている筆のほとんどは「水筆(すいひつ)」と呼ばれ、
穂首の根本を固めて軸に固定したものです。
でも、江戸時代に主流だったのは「巻筆(まきふで)」。
巻筆は「有芯筆」とも呼ばれ、芯になる毛を和紙で巻き、
さらに上毛を掛ける方法です。
すずり→墨を水で磨り卸すために使う、石、瓦等で作った文房具。
ななどこ→(七所)方々