「よーかいよーかい」子守唄

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【歌詞】

よーかい よーかい よーかいよ 

このこが よと ねたなろば

いきも ほしと しょものば 

おぜが とさま どけいかった

あれは おくのしま かまうりに 

かまが うれぬか まだわせん

いちねん まちても まだわせん 

にねん まちても まだわせん

さんねん みつきに じょうがきて 

じょのうわがきょ よんできかしょ

いちで こばこよ にでかがみ 

さんで さつまの いたやこて

いたやぶきして もんたてて 

もんの くりぐりょ すぎうえて

すぎのはぶさに かをもりて 

かの けむりは にしひがし

にしや ひがしに なくとりはわ 

がんか すいしょか おしのとりか

いたでみたれば すいしょさま 

すいしょさまの おくどきは

かかよことれよ こはなくど 

じろにも かまにも ひたかんば

じろにも かまにも わしがたく 

よーかい よーかい よーかいよ

 

【楽譜】

 

種子島や鹿児島で歌われる、子守歌です。

「よーかいよーかい」とは、「よしよし」と

あやす言葉だそうです。

ゆうまあまが独自にイラストをつけてみました。

少し長い唄ではありますが、物語のように

なっているので 覚えやすいです。

 

1,ようかい ようかい ようかいよう この子がようとねたならば

2,息もほしと しようはものは お前が父様 どけ行った

3,あれは屋久島鎌売りに 鎌が売れぬか まだわせん

4,一年待ちてもまだわせん 二年待ちても まだわせん

5,三年三月に状が来て 状の上書読んで 聞かしよ

6,一でこばこよ 二で鏡 三でさつまの いたやこうて

7,板やぶきして 門立てて 門のくりぐりょ 杉植えて

8,杉の葉ぶさに こうもりて こうの煙りは にしひがし

9、西や東に鳴く鳥は 雁かすいしようか おしの鳥か

10,行たて見たれば すいしようさま すいしようさまの おくどきに

11,母よ子とれよ 子は泣くど 地炉にも釜にも 火たかんば

12,地炉にも釜にもわしがたく ようかい ようかい ようかいよう

 

かまどの神は、火の神、豊作の神であり、また子供の神、

牛馬の神、家や家庭を守る神でもあります。

昭和20年頃までは、どこの家庭にも「かまど」があり、

「かまどの神」をまつる風習も多く残っていました。

「能(よき)野(の)焼の神像」をかまどの神様(火の神様・荒神様)

としてまつるのは種子島独特のものです。